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     集まれ!英語教員−生徒が伸びる英語トレーニング−
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     2004.2.12発行 第6号 (隔週木曜日発行)
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 本メールマガジンは、英語教育の現場で日々がんばる先生方を応援するため、
 「英語トレーニングのICC」がお届けしています。

∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽ 目次  ∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽

 ●好評連載! 『先生登場! −英語教育の現場から−』 第2回
 ●編集後記                                     

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 ◎好評連載! 『先生登場! −英語教育の現場から−』 第2回
 
   〜「 英語トレーニングで 授業大改造! 」
               埼玉県立大宮南高等学校 井上輝也先生〜
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 今回ご登場いただくのは、
 埼玉県立大宮南高等学校の
 井上輝也(いのうえ てるや)先生です。

 昨年の4月から、ご自身の授業の大改造(!)をされてきました。
 その結果、定期テストの平均点も10点以上アップと、
 着実に成果が現れています。

▲どんなきっかけで、授業を変えようと思ったのですか?

井上先生:
  以前は「精読」中心の授業をしていました。
  「意味がわかなければ、英語は読めない」。それが理由でした。
  でも、予習で英語の意味を必死に調べてきて、
  授業中、必死になってノートをとる生徒をみると、
  だんだん悲しくなってきました。

  生徒のノートをのぞくと、書いてあるのは、少しの英語とたくさんの日本語。
  「これじゃ、英語力つかないよな・・・」と、気が滅入りました。
  でも、それが私の授業だったのです。
  悲しい理由は、それだと確信しました。

  生徒には、もっとたくさん英語に触れる授業が必要だと思ったのです。

▲具体的には、何をされたのですか?

井上先生:
  授業を、講義方式から「トレーニング方式」にチェンジしました。
  もう、なにからなにまで、大改造です(笑)。

  私は、バスケットボール部のコーチをしていましたので、
  この大改造を「バスケットのチーム作り」だと考えました。

  教室は、英語トレーニングを行う「コート」。
  目指すのは、「個人の能力アップ」と、「チームプレー」。
  コートでは「少しの理論」と、理論を習得するための「たくさんの練習」。
  「これだ!」と思いました。

  こうして、「音読で攻める授業」が始まりました。
  スラッシュ・リーディング、リピート、シャドーイング、速読、
  ペアワークなど、生徒の能力、欲求を感じ取りながら、授業をしてきました。
  英語の「自然食品」も欠かせません。
  映画のセリフ、洋楽やAFNの聞き取り。これも、音読で攻めました。

  この改造を進めはじめてすぐに、
  生徒には、英語をもっと「ぺらぺら」しゃべりたい、
  もっと「すらすら」読みたいといった純粋な欲求があることに、気づきました。
  これを使わない手はない、と思いました。

  音読にあたって注意したのは、
  まず、和訳を読んで英文の内容を理解してから、音読をすること。
  それから、音読を何度も行った後に英語を聞き、
  英語が「聞き取れる」、英語で「理解できる」という実感を
  生徒に与えることでした。

  生徒たちは、今ではAFNの「速い英語」も大意を理解できるようになりました。
  もちろん、50分の授業のあとの生徒の自己評価ではありますが。
  でも、生徒1人ひとりのなかに、
  「この方法ならできる」という自信が生まれたのです。

▲なるほど。生徒さんの反応は、いかがでしたか?

井上先生:
  驚きだったようです。
  オーラル・コミュニケーションとその他の授業が別物と考えていた生徒たちは、
  「英語をしゃべりまくる」という授業に魅力を感じてくれました。
  「教科書が読めるようになった」「復習するのが苦にならない」
  「(英語学習が)続けていけそう」などの声が聞けるようになりました。

  「英語ができる+楽しい+継続する=成績が上がる」、
  といったごく当たり前の方程式に、なぜそれまで気づかなかったのか。
  今となっては、不思議なくらいです(笑)。

▲逆に、苦労されたのはどんな点でしたか?

井上先生:
  和訳中心の授業に慣れ、これまで英語に自信があった生徒にとっては、
  トレーニング中心の授業は「不安」そのものでした。
  そんな生徒たちにはトレーニングの効果を体感させ、
  徐々に不安感を取り除きました。

  次に、授業準備についてです。
  今まで以上に、授業の準備に時間をかけるようになりました。
  私自身が、あらゆるパターンの音読をリハーサルしました。
  それは、生徒たちの苦労するところを的確にアドバイスし、
  安心感を与えるためでもありました。
  「音読で攻める授業」=「教師も喋り捲る授業」です。

  それから、
  音読筆写やディクテーションをする際、もっとも気をつけたことがあります。
  それは、「生徒が主体的にトレーニングをする環境をつくる」ことです。
  はじめは、熱心に、積極的に取り組む生徒を見て、
  「もっとたくさんトレーニングをさせたい」、と
  私自身がつっぱしってしまう時もありました。
  でも、それは間違いでした。

  英語トレーニングは、生徒が主体的にやるか、
  強制的にさせられるかで、効果が明らかに違います。
  先生に「やらされる」のではなく、生徒が「すすんでやる」環境づくりに、
  いちばん心をくだいています。

▲先生ご自身の中にも、変化がおこっているようですね。

井上先生:
  はい。私自身、英語トレーニングが楽しくなりました(笑)。
  自分でトレーニングしている分だけ、授業中でのアドバイスが具体的になり、
  とっさのトレーニングの微調整ができるようになりました。
  これは生徒の信頼を得る、一番の近道です。

  また、次の試験までの範囲をこなすだけだったのが
  今では「次の試験までこの力を高めよう」といった具体的な目標を
  生徒に伝えられるようになりました。

  なにより一番変わったのが・・・、
  自分自身、英語の授業が待ち遠しいんですよね、以前より。
  トレーニングを授業に取り入れると、生徒も、先生も元気になれる。
  そのことを、実感しています。

感想は、こちらにお寄せください>> trainer@icconsul.com

 


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 ◎編集後記
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 編集担当の、山脇です。
 前回、「インフルエンザにご注意」と書きましたが、かく言う私自身が、
先週、不覚にも風邪に見舞われ、喉をひどくやられて声を失う!という、
不測の事態に。昨日あたりから、ようやく少し発声できるようになりましたが、
まる一週間、ひそひそ声でしか話せず、周囲にはだいぶ迷惑を掛けてしまいました。
「声が命!」の先生方が多い読者の皆さん、本当にお気をつけくださいね。

See you again next time!

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